忙しい年末―皆さまどうかご安全に

 

いつもお世話になっております。JPR広報部の那須です。

今年も残すところあと僅かになりました。このメルマガをお読みくださっている皆様の多くが、一年でも最もお忙しい時期を迎えていらっしゃるのではないでしょうか。
どうか、ご安全に―。

今日は、JPR創業時の会長 平原直(ひらはら すなお)のエピソードをご紹介します。

重労働から物流現場に働く人々を解放したい

1929年、九州帝国大学(当時)を卒業した平原は、物流業界の最前線で働きはじめます。そこで目にしたのは、厳しい労働環境でした。当時のことを振り返り、のちに平原はこう書き残しています。

「私は汐留駅のホームにつっ立って、労働実態調査を記録にとっていました。
そこには肩の重荷に歯を食いしばって、運び去り運び来る労働の姿がありました。」

平原は、過重な荷役作業で人々が肩にコブをつくったり、ヘルニアで腰痛に苦しんだり、いろいろな疾患に苦しむ姿に愕然としたといいます。

「私は考え込んでしまいました。そして私はこれを路傍のことと、漫然と見逃すわけにはいかない、一身の栄達の道を捨てても、この人たちを救わねばならないと、心に決めました。」

(平原が収集した物流現場の写真)

心を揺さぶるパレットとの出会い

それから、平原の物流近代化への挑戦が続きます。

そして、1949年に神戸港で偶然フォークリフトによるパレット作業を目にしたのです。
平原はその時の感情を「テキパキと荷をさばいていく風景は胸のすくような水際立った作業に見えた。」「天にものぼる想いと云ってよいほどの、大きな感動であった。」と語っています。

こうして平原は、日本にパレチゼーションを普及するための活動を本格化させました。
そして1970年には、日本の標準規格パレットとしてT11型が定まり、その翌年JPRが創業しました。

(日本パレットレンタル創立総会の様子)


編集後記

平原直氏のことを、私たちJPRの社員は敬意をこめて「平原先生」とお呼びしています。
「物流の2024年問題」を目前にして、平原先生の感じたこと、着想したことは今も変わらない価値があるように思います。
忙しい時期ですが、どうか皆さまご安全に!
今回もお読みくださりありがとうございました。


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