パレットの選び方~業界・素材編~
業種・用途別のパレットの選び方
JPRオンラインショップにはサイズや強度が様々なパレットが数多く掲載されています。
「正直違いが分かりにくい!」そんなあなたに業種や用途別のパレットの選び方をご案内します。
業界別パレットサイズ
パレットは材質・大きさ・仕様によって無数の種類があります。
他の会社や業界はどんなパレットを使っているのでしょう。
業界によって主要なサイズがあります。
業界 | 平面寸法 | 備考 |
---|---|---|
ビール・酒・清涼飲料水 | 1100×900mm | ビールケース6箱の積載に最適 |
加工食品・日用品・レンタル | 1100×1100mm | 流通数ナンバー1、レンタルでの共同使用も盛ん |
医薬品 | 1100×1100mm | 工場内用はGMP(医薬品等の製造品質管理基準)の関係でプラ化進行中 |
コンクリート | 1160×1160mm | コンクリートブロック積載に最適 |
冷凍・冷蔵倉庫 | 1200×1000mm | プラスチック製はPE(ポリエチレン)素材を使用する必要有 |
製粉 | 1250×1050mm | 紙袋の積載に都合が良い |
化学(ドラム缶) | 1220×1220mm | ドラム缶4本の積載に最適 |
製瓶 | 1300×1100mm | 瓶の積載に都合が良い |
製糖・精米 | 1400×1100mm | 紙袋の積載に都合が良い |
石油化学 | 1400×1100mm | 角型フレコン・袋物 |
製罐 | 1440×1130mm | スチール・アルミ・ペットボトル商品の積載に都合が良い プラ化比率が最も高い(ほぼ100%) 充填メーカーとのバルク輸送に利用されている |
農業 | 1400×1100mm | 軽トラックの荷台にも収まる |
パレット素材の特性
- (プラスチック製パレット)
着色が自由で、積荷を傷めることも少なく、耐水性、衛生的、軽量という点で優れています。
レンタルでは最も多く利用されており、特に食品業界はプラパレ化が進んでいます。
両面/片面、四方差し/二方差しがあり、片面・四方差しがハンドリフトが使え便利ですが強度が落ちます。
リサイクルできるので環境に優しい。
値段は、1wayの強度の低いものから、自動倉庫対応のものまで仕様によって様々。 - (木製パレット)
世界的には、最も多く使用されています。
反面日本では、年々木材不足と価格不安定の傾向にあるので問題を残しています。
比較的軽くて積荷がすべらない、補修が簡単であることがあげられます。
ただし、濡れ・におい・虫・木くず・カビに注意が必要です。
産業廃棄物扱いになります。
価格は安め。 - (鋼製パレット)
強度の点、耐久性、造形の自在性などで、他のものに比べて優れていますが、 欠点として、一般的に重量が重くなること。 また破損は少ないが補修が容易でなく、ものによってはすべり易い。 値段は高い! - (紙製パレット)
使い捨てパレットとして、段ボールパレットがいろいろ工夫されています。 強度の点でも問題を残してはいますが、 省資源として考えるとなると、今後の研究・開発が大いに望まれる分野です。 値段は安いが使い捨て・・ - (シートパレット)
プッシュプル装置付きフォークリフトトラックによって荷役されるシート状のパレットで、 紙製(ファイバーボード含む)・樹脂製があります。 主に農産物および輸出用に使用されています。 安いからと騒がれた時代もあったものの、専用フォークの操作は熟練技が必要と分かり、 現在は下火。
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