ゴム素材のいろいろ

 カゴ台車(ロールボックス)用キャスターにも使用されるゴム素材

ゴムの発見

ゴムの発見は、コロンブスが2回目の新大陸航海の時(1493~1496)に、ハイチ島で原住民の子供たちが樹液から作った黒いボールで遊んでいるところを目撃し帰国後に報告したことと言われています。

この時代では現地の人たちは、樹木から出る白い樹液(図1)をもとに水筒や容器などの簡単な器を作って使用していました。このコロンブス以降もゴムはヨーロッパ人によって本国に持ち帰られましたが、おもしろい素材という位置づけで、工業的にはほとんど使われていませんでした。

(図1)天然ゴムの原料となるラテックスの採取(出典:wikipediaより)

1735 年、フランス科学アカデミーが派遣した探検隊の一員であるラ・コンダミーヌが、原住民がゴムを利用しているのを見てその産業化の可能性に気づいたことが、ゴム素材の工業的有用性が認識され始めたきっかけでした。

その後、工業的にもゴム素材は注目されるようになり、消しゴムから始まりゴム管やゴムバンド、防水布などと用途が広がっていきました。

さらに、1839 年にグッドイヤーが硫黄による加硫現象を見出すとゴム素材の用途は更に広がっていくことになります。タイヤにゴムが用いられるようになったのも19 世紀後半のことでした。

天然ゴムと合成ゴム

ゴムはゴムノキの樹液(ラテックス)によって作られる天然ゴムと、石油を精製したときに出来るナフサを原料とする合成ゴムが存在します。

ゴムノキ(ゴムの木)とは、ラテックス(ゴム質を得ることのできる樹液)からゴムを資源として採取できる樹木の総称なので、様々な種類が存在します。ちなみに語源は、オランダ語で gom、英語で gum、ドイツ語で Gummi なるほど、ゴム、ガム、グミ。同じ言葉だったのですね。

ゴムの種類と特徴・用途

車輪素材に着目

カーゴ台車(ロールボックス)などを選定する場合、実はキャスターの選び方が重要です。キャスタ―の素材によって、耐荷重や走行性、静音性に差が出てくるからです。

それぞれの特徴をあげてみます。ゴム製のものをはじめ、様々な素材が利用されています。

エラストマー(elastomer = 高分子弾性体)は”エストラマー”と誤読されることが多くあります。正しいのは”エラストマー”です。胸を張って訂正してあげましょう(笑)。

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