物流容器の所在がつかめない、いつの間にか無くなっている

現場から漏れ聞こえる困りごと

人手不足が問題となり、残業規制も厳しくなってきています。「システム化を急がなければと言われるものの、どの部分をどうやってシステム化していけば改善になるか分からない」という声が、お客様から現場をまわるJPRの営業に寄せられています。

その中で共通しているのが「自社の物流容器管理」についてのご相談です。

いつの間にか無くなってしまう。どこで無くしたのか分からない。どこにどれだけ存在しているのか分からない。。

どうやって自社の物流容器の管理をしているのか

各社が悩みを抱える物流容器の管理方法。

実際の現場では、どうやって自社の物流容器を管理し、どのような悩みを抱えているのでしょうか。

(A社の例)

パレットを自社の拠点間で利用しています。社外に出ることは無いので、紛失することはありません。なので総量的な不足はありません。ただし、実際に利用する現場で不足していることがあります。その場合は、別拠点に電話で問い合わせをして、余っているようであれば融通してもらっています。問い合わせから実際に融通してもらうまで、配送の時間を含めるとと数日かかってしまうこともあります

 

(B社の例)

鉄製パレットを利用しています。1台約3万円と高価なので個別に番号を振って管理しています。社外への出荷があるので、トレースできるように個別管理をしています。出荷の際は、個体番号を現場でメモに控え、事務所に戻りエクセルに入力しています。目で見てメモに控えた番号を入力するため、間違えてしまうことがあります。

 

(C社の例)

オリコンを1万台以上利用しています。社外への出荷があります。個別の管理は追いつかないので、各拠点での総量管理をしています。社外出荷の際も、出荷総数は把握しています。ですが毎年1000台以上紛失するため、新たに購入をしています。紛失の原因がわからないので、具体的に改善策を出すことができません。

課題のポイント

  1. 自社の物流容器の総量管理は出来ていても、拠点間の共有化が出来ておらず、拠点ごとの現在庫管理ができていない。そのため、非効率な利用となってしまっている。
  2. 自社の物流容器の個体管理をしているが、管理方法に手作業が多く含まれるため、作業負荷とミスが発生している。
  3. 自社の物流容器の個体管理が出来ておらず、紛失の原因が特定できていない

解決のポイント

各拠点の在庫を簡易に把握できるようにする。

②バーコードやRFタグで個体情報を識別し、手作業をなくすことで、正確な個体管理が出来る。

③個体管理情報から、運用状況・紛失の原因特定につながるデータが見つけられる。

なにがあれば解決できるか

どこに、なにが、どれだけあるかを簡易に把握する仕組み(システム)の導入が不可欠です。それも操作が難しいシステムでは、各拠点が運用を続けることが出来ません。まずは、シンプルで使いやすい拠点在庫の管理ツールが求めれます。各拠点での設定やインストールが必要なものでは、運用が難しくなるので、クラウド型のサービスが向いています。

さらに個体管理をを行うにあたっては、個別に番号を振ったものを「人が」目で見てエクセルに入力するような方法ではなく、RFID、QRコード、バーコードなどを利用し、自動で識別すると作業負荷とミスを軽減できます。読み取りに専用のリーダーが必要になってしまうと、導入のハードルが上がります。出来るだけ「今あるもの」を活かして、実現出来ればベストです。

解決策があります。

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